妄想少女オタク系 1 (1)

を読む。


自分の性格が歪んでいるせいかあまり素直に楽しめませんでした(笑)。 ストレートに読むと腐女子の生態を活かした新しい(?)タイプのラブコメディってことになるんですが、おれにはどうもその生態の部分が「リアル」(実際に腐女子の知り合いが居ないんでそれがリアルかどうかはわかりませんが)で他が「ファンタジー」(なんで主人公たちがこんなにかわいいのかとかイケメンにモテモテなのか等)という設定にノりきれなかったです。続巻を読めば慣れてくるかも。


と、じゃあなんで『げんしけん』を楽しめたのかってーと、そこにはちゃんとオタクや腐女子であることの葛藤などが描かれていたからです。妄想少女にそんなものを持ち込んだらラブコメにならなくなってしまいますね。
あ、いま得心しました。要するに自分はオタクや腐女子をネタにされたものは、不必要に感情移入してしまい、余裕がなくなり許容できない。つまり、もっと精神的にオトナになれば笑い飛ばして楽しめるってことですね。


しかし、オタクはまだしも腐女子なんて言葉が人口に膾炙するとは時代が変わったなあと思います。とみに電車男あたりからですが、キモオタとしては世間様やメディア様の取り上げ方が以下のように感じてキツイ。少数民族がいままで静かに暮らしてきた村に、いわゆる自称近代人が「君たちの文化はめずらしいねもっと見せてよ」とのたまって勝手に交通網を整備し観光地化した挙句、訪問客が「こいつらペニスケースを装飾することに存在意義をかけててまじうける」とおっしゃられる始末。異文化受容の仕方としてこれはこれで正しいんでしょうが、村民の一人としましては、いい加減ほうっておいてほしいって感じです。

どうもこの手の話題はキモオタの被害者意識が肥大化してしまってだめだな。微妙に攻撃的な文章になってしまう。だらしねぇな。