紅 ‐醜悪祭‐ 下 (3)

読了。以下ネタばれを多分に含みます。むむむ、このアンビバレントな感情をどう表現したら良いか。


上巻は、依頼引き受け→犯人アジトに乗り込む→黒幕にフルボッコにされる→どうする真紅郎!?

だったのが、期待通り(?)、敵から逃げる→真紅郎、ボスと再戦→みっくみくにされる。真紅郎ピンチ→幼女に叱られる→ハイパーロリコンタイム発動→敵フルボッコ
の流れです。このあいだにイイ感じの<萌え>が散りばめられていて、非常においしゅうございました。

でも気になるのが、本文最後のページを読むと醜悪祭としては終わってないんじゃ?むしろこれって中巻じゃね?って疑問符が湧き出てきます。ああでも、次巻で後日談的に語られて新しい章に入るのかな。

さらに看過できない巻末特別企画、用語録だけは納得できません。ブログかウィキペディア以下かそれぐらいの内容で心証が悪くなるだけです。バッサリ削ってくれたほうがまだ潔く感じました。メインターゲットの中高生ならありがたいのかもしれませんが、おれが中高生でもやっぱ納得いかない希ガス

とまあ文句を書き並べてしまいましたが、憲太郎先生の最小限の叙述から生み出す破壊的な萌えは最高に好きなので次巻も期待して待ってます。そしてできれば『電波的な彼女』の続きを…